東京の鉄道は、都心中央の環状に走る山手線から放射状に私鉄が郊外に向けて延びる構図となっています。そのため杉並区あたりでは、東西に西武新宿線、JR中央線、京王本線、小田急線が走り、渋谷と吉祥寺を結ぶ京王井の頭線を例外として、南北の移動は比較的不便な状況でした。

そこで杉並区は、2000年からミニバス「南北バスすぎ丸」の運行を開始。浜田山駅と阿佐ヶ谷駅(JR)を結ぶ「けやき路線」、浜田山駅と下高井戸駅(京王線)を結ぶ「さくら路線」、そのほかにも久我山駅(井の頭線)と西荻窪を結ぶ「かえで路線」があります。浜田山と阿佐ヶ谷間で約20分。料金は1回100円。

浜田山駅前のすぎ丸